ストロボスコープ監視マド
透明なプラスチックで作られておりストロボ交換金具と、いっしょに2本ネジで取りつけられています。残念ながらこのネジのしめすぎ、または経年変化により割れている場合があり、ほとんど外して初めて割れている事がわかるのです。 
現在、アクリル板で製作し交換しています。 このストロボ交換金具は50サイクル用と60サイクル用を方向を変えて取り付けなければいけません。 間違って取り付けるとストロボが見えません。 レストアの中には稀に50サイクル用なのに
60サイクル用に金具が取りつけてある場合が見うけられます。

ストロボライトについて
ストロボライトはその接点において充分なクリーニングを行わなければ、照明のちらつきのみならずプラッターの回転に
影響を与えることもあります。もしクリーニングしても不具合が生じたら交換しなければなりません。
レストアの中には日本製、アメリカ製が入っている場合がありますが、オリジナルの方がやはりすぐれているようです。
当社では在庫が有りますので不具合な場合は交換します。 またレストアにおいては黒色の保護カバー等もクリーニングしています。 ストロボライトは金具にて2本のネジでシャシーに取り付けられていますが、この部分のネジにオリジナルではないものがよく見かけられます。 恐らく脱落する事は考えられないので取替えられているのでしょう。

ストロボライト球取り付け金具

見かけ上はストロボライト球を固定する平板の金具ですが、実はシャシーフレームの強度の確保にきわめて重要な役割を持つものです。 この部分のシャシー構造はストロボ取付部、反射鏡が外縁部と切りはなされて、えぐられた構造となっておりますので、そのままでは強度的に弱くなっています。 それを解決するのがこの取付金具で外縁と内側のシャシーを連結し強固なものとする、いわばブリッジの役目をはたしています。 もしこの取付金具がゆるんでいたりすると設計者の意図と異なったものとなりシャシーの振動の減衰に支障をきたす恐れがあります。
ですから必ずきっちり取り付けなければなりませんし、当然2本のネジのしめつける力の加減が重要になってくるのです。



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