花形ガバナーとは私が名付けた名前です。ここに書かれた部品名はすべて私が簡便性をはかるためにつけたものです。この部分では車にたとえるとトランスミッションにあたり、シャシーの中央に回転軸をもったものでシャシー上部に座金と
ナットで取り付けられています。 下部ガバナーの頭の部分はベークライト座金とスチールワッシャーでとめてあります。 
この部分の分解、クリーニングをきちんと行わないと稀に回転不能となってしまいます。
この回転軸は内部が錆びているものもあり入念にクリーニング、オイルアップを行わなければ円滑な回転は望めず、上部回転数切換レバーでの動作に支障をきたします。 その働きはシャシー上部に取り付けられた回転数切り替えスイッチ
より伸ばされたシャフトに、下部シャシーに取り付けられた皿形の円形回転体とスチームベルトにより花形ガバナー下部に
小さな突起とスチームベルトにあけられた穴で連結動作します。 回転数のセレクトによりこの花形ガバナーが動くと、
その上部より変形におろされた部分がアイドラートランスミッションと連動してアイドラーの脱着と高さ調整を行いステップ
プーリー上部のおのおのの回転数にマッチングして指定の回転数にする事ができるのです。 また上部の花形の形の
部分は平板スイッチ部とも連動して電源のON・OFFを行うのです。 したがってこの部分はかなり重要でかならず円滑な動作のチェックが必要となります。

花形ガバナー回転用スチールベルト
回転切換スイッチ皿型金具より花形ガバナーにわたされたスチール製のベルトで板コイルバネ等と同様の素材で作られているようです。 いくつかのパンチ穴が明けられており花形ガバナーにひっかけるようになっており、もう一方は
回転スイッチ皿型金具にビス1個にて取り付けられています。 中央部は2本のネジ、ワッシャー1枚の受け金具で
適度なテンションにて重ね合わせて留める様になっています。 これはスチール製ですので物によっては腐食が進んでいるものも見うけられますので、かならず錆びをとり汚れをふいてオイル、グリース等で錆び止めを行わなければなりません。



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花形ガバナーについて