Mk.1は鉄製の重量5kgのもの、Mk.2は3.2kgのアルミ製でありますが、ストロボパターンとその検知法が異なっています。
Mk.1は50〜60Hzのストロボの読みとりがスコープ側の金物で選択するようになっています。 Mk.2は金具は60Hz用に固定されており、プーリーを60〜50どちらかにするかによりおのおののストロボパターンが表れます。 
Mk.1のプラッターはただのせるだけでスピンドルにネジ止めを行わなくても平気ですが、Mk.2はスピンドルに高さ調整用のスペーサーが組み込まれており、又センタースピンドルレコード挿入部にはぴったりはまらずに若干のゆるみをもうけてありプラッターを取り付ける際はセンター合わせを行わないと楕円運動となる事になります。 
プラッター上部にはアウタープラッタークラッチがはりつけてあります。 これはクイックスタート用のクラッチの役目をはたすわけですが、その使用頻度により場合によってはクイックスタートのギャップ高がかせげなくなり調整不能になる場合もあります。その際は新品交換となります。 
メインプラッターの音質についてはスピンドルボックスのタイプによりMk.1の場合は変化しますのでいちがいには言いがたいのですが、Mk.2の場合はレストア前と後ではプラッターの性質が変わります。 それはレストア前の不調時はプラッターの惰性力で回らなければなりませんが、レストア後は慣性力よりもモーターの力で回りますので、おのずと音の冴えというものが鮮やかに表現されます。 Mk.2のプラッターは充分にレストアされた場合、その回転はダイレクトドライブのように廻ります。



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メインプラッターについて