Swiss handmade Plinth for TD 124
TB12キャビネット

トーレンスTD124Mk.1とMk.2用に製作されたスイス製キャビネットです。 当時のオリジナルキャビネットTB12とまったく同じサイズ・材質・構造で、熟練スイス職人により、製作されました。 合板や集成材ではなく、スイスの木材で、一台分は同じ板から取られた単板で組み立てられています。 キャビネットの共振エネルギーを計算しつくしたオリジナルキャビネットを完全に理解したうえで製作されました。 TD124の実力はこの箱で初めて発揮されるといっても過言ではありません。 職人技です。 色は黒のみ。 試行錯誤の末、材質から吟味された硬質プラスティック製の足が四隅に取り付けてあります。 この足の高さもオリジナルと同じです。
材質について
十分に乾燥させた西洋ブナを使用しています。 木材というのは同種の木でも、産地及び生育条件によりおのずと性質が違います。 この点においても、このキャビネットはスイス本国の材料で、スイスの職人により製作されており、他のキャビネットよりも断然有利であります。
工作技術について
音響木工品はすべてにおいて響きのコントロールが重要になりますが、短手・長手共最適な木材が選ばれて使用されています。 四隅の接合部もきっちりと造作されており、見事なものです。 塗装は、当時のオリジナルペイントと同じ塗料で、全面塗りを施してあるため、温度湿度による変形を極力抑えています。
ヒアリング
このキャビネットが他のキャビネットに対して優れているのは、響きのバランスの良さです。ステレオでは音の拡がり、直接音と間接音のバランスがあくまで自然な音のかたちとして再生されます。 モノラルでは、音の表現力が豊かになります。 音と音のつながりがきわめてスムーズであり、音の消えた後の静けさが立体的ともいえる表現力が見事です。 音のヌケとバランスの良さは、このキャビネットの一番の特徴であります。 一度はこのキャビネットを使用されることをお勧めします。
キャビネットのはたらきについての追加説明
トーレンスTD124専用キャビネットの形を特徴付けているのは、四隅をTD124本体の形状に合わせて丸く落としながら、かつスカート形状にやや傾きをもたせている工夫でしょう。 その部分のはたらきと役割はTD124の内部構造との深い関係により導かれた考案されたものであり、TD124の基本設計思想に基づいています。 ですから、TD124専用キャビネットについて説明する前に、TD124本体について書くのがキャビネットの役割について理解いただく近道になると思います。
さて、レコードプレイヤーは今も昔も問題となるのは、振動をいかにアイソレートするか、その内外の振動をいかにコントロールするか、ということであります。 しかし、私たちの世界では振動していないものなど、ひとつもありません。 エネルギーを吸収した質量物体が別のもっとやっかいな振動エネルギーを生み出してしまうこともあります。 古典的レコードプレイヤーにみられる逆説的ともいえる振動エネルギーの処理手法が、しばしば音楽に貢献するかたちでなされていることは、多くの経験豊富なレコード愛好家の皆さんがご存知のとおりです。 いわゆるハーモニクスがのるという現象です。 振動の抑制と吸収により、音楽的エネルギーの伝達コントロールされていく、この噛み合わせにより、レコードプレイヤーの持つ音楽の再生能力にあるセンスとなって現れるのです。
ではTD124では、振動エネルギーの急流と音楽的振動エネルギーの伝送という、相反する問題はどのように解決されているのでしょうか。 それはトーレンスTD124のトランスミッション(回転速度変換装置)にその秘密があります。 その部分に要する、異様に多い部品の数々が、どのような役割を果たしているのか。 その部品はすべて金属製であり、異種素材による振動拡散効果も期待できませんし、質量による効果的な振動吸収もありません。 しかし、それらの部品の姿かたちをじっと見ていますと、これはまったく違った理論設計で振動をコントロールしているのがわかってきます。 それは振動エネルギーの進行方向を変化させてしまう設計理論です。 各部品の厚み・かたち・それに伴う質量の変換により、振動エネルギーの進行方向を変化させているのです。 古典的レコードプレイヤーにある、モーター・バイブレーションによる独特の低域ハーモニクスを、質量とエネルギーの進行方向変換により吸収・変化させつつ、各部品の共振特性を利用して振動ファクターを有機的に伝道させながら、『音楽的な響き』を導き出すことに成功しているのではないでしょうか。 トーレンスTD124のパーツは、すべて生きています。 どれひとつとして、音楽に無関係な部品はありません。
ここまで読んでいただけた方には、なぜこのTB12キャビネットが必要なのか、お解かりいただけると思います。 TD124の振動設計理論は次のようになっております。 レコードプレイヤーの自己振動は、最適な素材と設計に基づき、プレイヤーシャシーにより制動されます。 しかし、その振動エネルギーは、スタティックなものとしてシャシーに内蔵されるため、適切な振動アースが必要となります。 その役目は、マッシュルーム・ゴムが受け持っております。 そのゴムが振動エネルギーをキャビネットに伝送します。 キャビネットに伝わったエネルギーは木目に沿って振動し、四隅を丸く落とした角まで行って拡散され減衰されます。 また『転び工法(斜め側面)』により製作されたキャビネットは、垂直側面形に比べて、ピークとディップの時間差により、その拡散減衰効果は一層高まります。 また硬質プラスティック製の四隅の足の接地面積はきわめて小さく、最適なアース体として働きます。 もし、これtがゴム製だったり、接地面積の大きな足であれば、本体のシャシーとキャビネットはTD124の振動アース体としてではなく、外部振動のアース体としての役割になってしまうのです。 ですから、プラスティック足の取り付け位置も重要なポイントであります。



1台価格 ¥115,000 (消費税込 送料別)


  販売中 販売終了




New made in Switzerland Plinth for the Thorens 124 MK I and MK II.

Handcraftet in Switzerland, made from the original construction pattern.
Painted in black.
It comes with four hard plastic feet.

The best sound results with this plinth only! 


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