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この頁をご覧くださる方は、当然トーレンスTD124のレストアに興味があり、またその内容についてお知りになりたいはずです。

初めにお断りして置かなければならないのは、グレイが行うレストアとは、フル・レストアのみであるということです。 通常のレストア、修理とはその方向性が異なります。

作業工程は、ヴィンテージ車のフル・レストアに一番似ています。 すべてのパーツを取り外し、不良部品の交換、錆び取り、磨き、ビス1本までクリーニングした後、入念にオイルを馴染ませ、再度組み立て、アタリを取って微調整し、回転部を再度分解して金属のアクをぬぐい、走行させて各部をチェックする。 同じことをTD124に施します。 
作業工程だけで50時間程要します。

しかし、これだけでは不十分です。 このままでは、ただの部品の集合体に過ぎません。 機械が再び健康に生きるように、1つ1つの部品が有機的に動作するようチューニングしてから、ヒアリングにより微調整をします。 1台1台に合った一番気持ち良い再生音になるように。 この作業がどんなに重要なのかは、レストアに携わる本人にしか知り得ないことです。 トーレンスTD124は、オーバーホールの完成度の高さにより、その表現力が変化します。 それだけ精密に出来ているのでしょう。

作業工程、内容などの公開または質問などには、企業秘密につきお答え致しかねます、というのが、通例なのでしょうが、書けない、というのが本当のところなのです。 
もしマニュアルや雑誌などからの知識で、レストアできるのであれば、なにも私をスイスまで
修行に来いとは、彼の地の男たちも言わないはずです。 彼らから授かったレストア術とでも言うべき技術に、もの見えるところより見えないところの重要性を認識させられました。 
たとえば、ネジを締める時の力の入れ具合、オイル注入のノウハウなどなど、それぞれケースバイケースなのです。 これをすべて書いて皆さまにお伝えするのは、私の技量を超えるものであります。 その技術は、よろしく手から手へと渡されたものであります。 人に伝えるのは至難の技であると、痛感しております。 以上の理由により、作業の詳しい内容は開示いたしかねるのです。 担当 竹内

フル・レストアを担当する職人の言葉でした。現在この水準でフル・レストアが可能な技術者は彼を含めて世界で四人のみです。

作業内容は大体次のとおりです。

1-部品交換 

  モーター内部のボールベアリング、フェルト、軸受け金具、
  ベアリング受けプレートの新品交換(国内では私どもだけが可能な
  技術を持っています。単なる注油クリーニングではありません)

  *フライホイールのチッププレートの新品交換

  *スイッチ部のスムーズな動作の調整とノイズコンデンサーの新品交換

  *モーター取り付けゴムの新品交換

  *センター・スピンドルケースの底部軸受けプレート、スペーサー、
  キャップ金具とビスを新品交換

  *電源コード新品交換 コード留め部品が破損している場合新品交換

  *ゴムベルトの新品交換

  *マッシュルーム・ゴム新品交換

  *アイドラーホイール不良の場合は新品交換

  *アッパー・プレートのゴムシート不良の場合新品交換

  *その他不具合の見つかった部品の新品交換

2-各部の分解組立て作業

  モーター

  *モーターは1週間ほど低電圧で回転させながらアタリを調整して、
  正常な回転音とトルクを増加させる。

  *エージング終了ののち、もう一度モーターを分解し、油をすべて
  除いてクリーニング、磨き作業と注油を再度行う

  *モーター本体から出ているリード線を保護融着テープで保護

  *モーターを再度組立て、アタリを確認後、シャシーに取り付ける

  *通常100VACで48時間以上運転、または一日5時間以上3日間
  運転して、トルク、振動、回転音、温度などの性能チェック

 プーリー

  *研磨機で精密ポリッシュしたのち、手磨きで磨き上げ、ベアリング穴の
  クリーニングを徹底的に作業する

 フライホイール

  *受け部のメタルチップを交換した後、オイルを入れ適時回転させて、
  オイルを取り去り、最小量のオイルを与える

  アイドラーホイール

  *アイドラー中心金属部のクリーニングと上部、底部の磨きを施し、
  オイル注入後スピンドルとのアタリを取った後、オイルを除き、
  必要最少量のオイルを与える

3-各部の調整

  *フライホイールの高さ両性

  *各部パーツの動作チェック

  *センター・スピンドルのオイル量の調整

  *ヴァリアブル・コントロール(速度調整機能)のチェック

  *半月マグネットの位置調整(ヒアリング)

  *クイック・スタート板の微調整

  *エージング、連続運転を実施

4-エージング後の作業

  *センター・スピンドルを抜き取り、最終分解、クリーニングの後、
  組立てアタリをチェック。 必要最小限のオイルで仕上げます

  *ベルトをはずし、フライホイールの分解クリーニングを再度実施

  *アイドラーホイールの分解クリーニングを再度実施

  *すべてのパーツが正常に動作しているのを確認後、ベルト・プーリー
  ・フライホイール・アイドラーホイールをクリーニング仕上げします

  *シャシーをクリーニング、磨き上げます

  *最終ヒアリングにより音質チェック

フル・レストア後の音質向上に、皆さん驚かれております。 回転変換レバーを回す時の
手ごたえからして違います。

トルクが20パーセント以上増えるため、100VACで使用できます。 117VACよりもS/N比と音質が向上します。

価格 ¥140,000前後 (部品代含む 消費税別 送料別)

5年間保証書


期間は2週間です。


レストアご依頼の方には、グレイ制作によるメンテナンスマニュアルを前もってお送り差し上げております。 一度のフル・レストアで、簡単なメンテナンスと調整により数十年は初期性能の水準でTD124をご使用いただけます。




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